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【俺ガイル】3期第1話の感想!雪乃の依頼は「最後まで見届けて」

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ざっと読んだ感想 冒頭はこれまでの 奉仕部の活動を振り返る回想シーン。 1巻から11巻までさまざまなことがあった。 3人の関係性を曖昧にしてきたが避け続けてはいけない。 逃げるというか避け続ければいつかこの関係性は解消できる。 そう信じていた。 この気持ちなんかかなり共感できます。 風邪などは病院に行かなくても治る。 病院が嫌いだから病院に行くのをずっと避け続けているみたいなものと思った。 3人の関係性もいつかは気にしなくなる日が来る時まで避け続けていたかった。 しかし彼らはホンモノを求めた。 雪乃が父の仕事を引き継ぎたい、そして 八幡に依存せず自分の力でやり遂げる。 そう語った。 そして一色からの依頼であるプロムを私一人でこなして見せる。 それが雪乃の成長につながる。 八幡は奉仕部としての仕事がなくなった。 八幡にとってみれば雪乃を手伝う言い訳がなくなる。 奉仕部にいかない日々は、もし八幡が奉仕部に入らなかったらこうだったなーという話だった。 もちろん奉仕部に入り依頼をこなしてきたからこそ今の関係性もある。 ただ奉仕部が無かったらこんな風に日常を過ごしていたんだろうなと。 学校行ってぼーっと授業受けて家帰ってからはゲーム、読書して毎日をただただ過ごす。 まるで僕みたいな日々ですね。 そして由比ヶ浜と一緒に帰ったり、遊びにいったりと由比ヶ浜ルート確定に思える流れだった。 由比ヶ浜派の僕からすれば がんばれー!と、ずっと応援していた。 が、後半は激流だった。 雪乃ママ登場、プロムの危機と悪い空気になったうえで最後の由比ヶ浜の涙。 由比ヶ浜に幸せになってほしい僕からすれば辛かった。 2つ目のinterludeで由比ヶ浜が八幡と雪乃のツーショット写真を見つけたときも胸が苦しかった。 が、最後のinterludeはほんとずるい。 涙をこらえる由比ヶ浜の姿。 想像するだけで胸が締め付けられそう。 12巻は比企谷の女の子を誰でも助けたい、頼られたいというお兄ちゃん気質とそして雪ノ下雪乃のひきがや離れ。 小町が入学試験に合格して兄離れしていくのも上手く演出するシーンだった。 そして由比ヶ浜の心情。 これらについてもう少し感想を書いていく。 八幡のお兄ちゃん気質 11巻でも一色がバレインタデーイベントを奉仕部の頼りなしでこなしていた。 そのときも八幡は 一抹の寂しさを覚えていた。 1巻のときは孤高の俺かっこいい! 自己犠牲で周りを助ける、青春は嘘である。 などと臭いセリフ吐いていた。 そんな八幡がかっこいいと僕は思って読んでいた。 今の八幡の生活と照らし合わせてみると今の生活はリア充と呼べるもの。 しかも互いに想いを曖昧に誤魔化し続けている八幡が大嫌いとする欺瞞の関係。 これがホンモノと呼べるだろうか? なにより誰かに頼られることに自己満足してしまっている。 しかも頼られないと寂しさを覚えてしまう。 さらには妹がいるからなどと言い訳しだす。 様々な女の子たちの世話を焼きたい八幡がいた。 雪ノ下雪乃の自立 11巻での 雪ノ下雪乃の依頼は自立。 八幡への依存からの脱却だった。 雪ノ下雪乃の八幡への別の感情 雪乃は最後まで見届けて欲しかった。 ただ、由比ヶ浜と陽乃はそれではない、別の何かを期待していた。 「ゆきのんの答えは、それ、なのかな……」49P 「……ああ。 そっちか。 わたしが聞きたい話じゃなさそうだね」69P 由比ヶ浜は 八幡への恋愛感情、陽乃もそれに似たなにかのこと。 陽乃は言った後に由比ヶ浜の方を見るしぐさをしていたのでおそらく 3人の関係性について聞きたかった。 じゃあ、雪ノ下雪乃の八幡への恋愛感情はどうなったのか? 色々予想できる。 八幡への依存を脱却し、対等になったうえで告白する• 八幡への想いを隠しつづけようとする• 由比ヶ浜の気持ちを察して諦めた この3つのうちどれかだと思う。 八幡への想いを隠し続けるのはこれまでと同様に欺瞞の関係を続けていく。 八幡のホンモノが欲しいという依頼があるので隠したままではホンモノは見つからない。 2の隠すというのは今後の展開として有り得ないのでは。 やはり1の 依存から脱却した上で八幡と対等な立場になったうえで告白するというのが可能性としてありそう。 というか僕自身そうなってほしい。 由比ヶ浜に譲るのは父の仕事を引き継ぎたい、最後の依頼と同じ羽目になりそう。 父の仕事を引き継ぎたいのにもずっと言えず抱え込んでいた。 結局は二の舞になる。 こんなのでいいのか?と言いたい。 とすれば雪ノ下雪乃は自立しそして八幡に想いを伝える、意志があるように思える。 由比ヶ浜結衣の本音 アニメでは雪乃を応援していたが、原作を読み返して由比ヶ浜を応援している僕。 そして12巻で由比ヶ浜派の僕は死にかけた。 本物なんてほしくない 2つ目のinterludeの時点から涙が。。 だから、ほんとは。 ゆきのんが大事に隠していた八幡とのディズニーでのツーショット。 それを見つけた時点で 由比ヶ浜は「あ、やっぱりゆきのんヒッキーのこと好きなんだ」と確信した。 雪乃から 八幡への恋愛感情はあるとみていいでしょう。 八幡への依存と、好きという感情を両方持っています。 最初の3人で話し合っているとき雪乃は 「けれど、私は……、私が自分でうまくできることを、証明したい。 そうすればちゃんと始められると思うから」50P 『始められる』 何を始めるのかとはっきり言っていませんが、この流れであれば3人の関係、もっと言えば八幡への恋愛感情なのでしょう。 八幡と由比ヶ浜に頼ってしまうダメな私だけど、プロムを自力でやり遂げそして母にやりたいことを自分の口で伝える。 八幡と対等な立場になったうえでまた新しく始めたい。 そもそもこの奉仕部が何のためにあるのか?どうして雪ノ下雪乃が最初からいたのか? 他人の自立する手助けをすることで自分自身 雪ノ下雪乃 も自立する・成長するための部活動なのではと。 由比ヶ浜について書こうとしていたら雪乃に話がそれてしまった。。 話をinterludeに戻す。 由比ヶ浜は八幡と雪乃がお似合い、ホンモノを持っていると思っている。 自分 由比ヶ浜 には越えられない壁が二人との間にある。 だからホンモノなんて欲しくなかった。 嫉妬に近いかもしれません。 雪乃には自分には持っていない何かを持っている。 そして八幡もおなじものを持っている。 ほんとにまじで由比ヶ浜には幸せになってほしい・・・ 由比ヶ浜ルートか? とは言っても12巻は八幡と一緒にいる時間が長かった。 奉仕部として手伝うことがない二人は一緒に帰るように。 「お前は?」 問うと、由比ヶ浜もちょっと考えるような間をとって口元のマフラーをもふもふといじる。 「んー……。 あたしも帰る……」 「そうか」 「うん」214P 付き合いたてのカップルみたいなぎこちない会話。 由比ヶ浜は八幡が誘ってくることを待って、八幡はびびって誘わなかった。 というか誘うという選択肢すら出てなかったように思えます。 そしてプロムの動画撮影のときには 「ああ。 ……それと、ここ、暗いからな」 言って、少し左肘を上げた。 中略 そして無言のままにそっと俺の左肘に手を添えた。 288P 暗いからという言い訳をはりつけて距離を縮めた。 そしてこの撮影が終わった後の日は 「……どっか寄っていくか?」 「え?」 「あ、いや……。 小町の合格祝いか、誕生日祝いか、……なんか用意しようと思っててな」302P と由比ヶ浜を小町という言い訳を使って誘った。 憎からずと本当に、心が揺れる 変な距離の縮め方だが、どう考えても由比ヶ浜に好意があるように思える。 ちょっとずつ一緒にいるようになってきてそして、、、 何より手間暇をかけてくれた事実に胸を打たれる。 それを憎からず思っている相手であれば、なおのこと。 本当に、心が揺れる。 315P 小町に手作りのプレゼントを送ろうとしたときの比企谷の独白です。 12巻でかなりキーとなる文章だと思っています。 注目すべき2文目と3文目。 『 憎からず』と『 心が揺れる』 憎からずを辞書で引いてみると• 愛情を感じてはいるが、それを直接表さず、いやではないと間接的に表す語。 かわいい。 好感がもてる。 感じがよい。 あのひねくれたツンデレの八幡なので2みたいな単純な意味ではない。 1の愛情を感じてはいるが、それを直接表さず、いやではないと間接的に表す意味で言ったと考えるのが妥当です。 まさに八幡にぴったりな言葉です。 八幡は由比ヶ浜に対して恋愛感情を抱いていますね。 そして本当に、心が揺れる。 由比ヶ浜に想いを寄せる• 好意を素直に受け取ろうか悩んだ 恋に落ちたというよりは 由比ヶ浜の好意を素直に受け取ろうかと悩んだ。 これまでの考えが揺らぎ始めた。 といった方が適切。 これまでの考えとは、好意を好意として受け取らない・気持ち悪い意味、理由をつけてしまう癖。 これは優しく接してきた中学の折本に告白したら粉砕した、というトラウマが原因です。 それ以来、他人からの好意を素直に受け取らないようになった。 自意識の化け物と呼ばれる所以です。 ただそんな自意識の化け物、八幡は徐々に変わりつつあります。 ラストのシーン…… 一緒にいる時間が多くなり お?由比ヶ浜とくっつくのか?と思っていたら保護者側から中止を求める声があがり、そしてプロムが中止になる。 そしてラストの八幡の行動。 「……いつか、助けるって約束したから」353P 助ける、それが八幡のホンモノの気持ちだった。 共依存は仕組みだ。 気持ちじゃない。 でも気持ち 感情 ではない。 心理と感情についてはかなり昔の頃に平塚先生にヒントをもらっていた。 「全部の答えを出して消去法で一つずつつぶせ。 残ったものが君の答えだ。 」 「……計算できずに残った答え、それが人の気持ちというものだよ」9巻228p 探すのに結構苦労しました笑 共依存を理解したうえで考え、絞り出して最後に残ったのが助けたい気持ち。 それがホンモノの気持ちだった。 12巻では感情豊かになった八幡。 小町が兄離れしたときも涙し、そしてラストの選択。 ほんと 感情豊かになった。 じゃあ助けたいのは雪乃が好きだからか?友達としても異性としても言えます。 この段階では何とも言えないです。 八幡にとっての恋が何を意味しているのかよく分からないので、八幡が好きというまで断定できません。 まあ、はっきり好きと断定できるよりあいまいにされる方が読んでいるほうからすれば考察のしがいがあり楽しいです。 そして、由比ヶ浜の視点に変わります。 雪ノ下雪乃を助ける選択をとった八幡を間近で見ています。 「なんかひとつでもわかるとほんと安心する。 」355P 八幡が雪乃のことを好きだったと分かった。 安心すると言っておきながら、心の中は大雨。 そして八幡に泣き顔をみせないように我慢する由比ヶ浜。 やばい... そしてinterlude 2ページもわたり色々書きたいことはあるが一番は 1文目と最後の文の矛盾。 涙が止まってくれてよかった。 中略 涙が止まらなければよかった。 358P,359P 強い由比ヶ浜と本音の由比ヶ浜両方の気持ちが出ています。 1文目は涙が止まって良かった。 我慢しているが、独白が進むにつれて本当の気持ちが徐々にあふれ出します。 そして最後の涙が止まらなければよかった。 矛盾する書き方、終わりになっています。 こんなん読んで僕の涙はとまるわけありません。 そしてあとがきがない。 これが12巻最後の締めの文。 この思いをどこにぶつければいいのか? ここまで考えたうえで渡航先生はあとがきを入れなかったかのでは。 やはり、さすがです。 締め切りがギリギリだったからあとがきがなかったと最初は思っていましたが読者が余韻に浸れるようにわざとあとがきを無くしたと思う次第です。

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【俺ガイル完】アニメの放送局・放送日はいつ?声優やキャストは?

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雪乃は特別なチョコを渡したい バレンタインデーに会う予定が無いため、雪乃はチョコを八幡に渡したい。 しかし、八幡に自分で行動することはできていない。 それに加えて、渡そうにも結衣を気にして渡すことができない。 チョコレートを見た結衣が去ろうとすると不安な表情で結衣を見つめる。 陽乃が言いたかったおぞましさがここに現れている気がする。 また、部室では八幡を友達として扱っている雪乃に安堵した結衣だが、結衣とは違う特別なチョコレートを用意していたことから、結衣は実際には好きな相手として八幡を見ていたことに気づく。 これが後半で結衣がお互いに思っていることが分かると言った根拠だと思う。 つまり結衣も同じように八幡が好きなのである。 当たり前のことかもしれないが、初めて具体的にセリフとして描写された。 陽乃が言う雪乃の中にある自分 雪乃ちゃんに自分なんてあるの? 今まであたしがどうするかを見て決めてきたのに。 自分の考えなんて話せるの? 雪乃ちゃんはいっつも自由にさせられてきたもんね。 でも自分で決めてきたわけじゃない。 今だってどう振る舞っていいかわかってないんでしょ? 雪乃ちゃんは、一体どうしたいの? 雪乃は幼少期から陽乃の背中を見て比較されて育った。 陽乃が出す答えはいつも間違っていないため、その答えをいつも後追いしてきたのだろう。 だから母から自由にしていいと言われても、失敗を恐れて陽乃の真似をする。 それを今でも続けてきており、その考えを陽乃は嫌っている。 それが陽乃が雪乃に対して自分なんてあるの? と問いかけた理由だろう。 この時の陽乃の心情は非難であると同時に諦めに近いものを感じる。 雪乃を救ってくれると思っていた八幡も、自分と同じ道をたどってしまったからだろう。 過去の結衣と今の結衣 あの時のお礼。 結衣の手が震えているのは、このクッキーをバレンタインデーという日に渡すことでこの関係を踏み出さないといけないからである。 あたしの相談、覚えてる? 結衣の依頼の最初の依頼は「手作りクッキーを食べてほしい人がいるが、自信がないから手伝ってほしい」であった。 その依頼は破棄され「今度は自分のやり方でやってみる。 」と答えていた。 結衣は前日部室で、クッキーを頑張ってつくったがうまくいかなかったと話している。 翌日雪乃が家に帰った後、一生懸命作った結果なのだと思う。 雪乃が感動しているのは、自分ができなかったことをうまくやれるようになった結果だ。 自分はうまくいかない。 それを比較しているのではないか。 あたしが自分でやってみるって言って、自分のやり方でやってみるって言って。 それがこれなの。 だから、ただのお礼。 雪乃がかばんを抑えているのは自分もチョコレートを持ってきているためだ。 渡したいけど八幡に渡している人がいないから渡せなかった。 結衣がクッキーを渡すことで、雪乃は初めてチョコレートを渡すことができる。 結衣の宣言 あたしは全部欲しい。 今も、これからも。 あたし、ずるいんだ。 卑怯な子なんだ。 あたしはもう、ちゃんと決めてる。 もしお互いの思ってることがわかっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。 あたしたちの最後の依頼は、あたしたちのことだよ。 ゆきのんの今抱えている問題、あたし答えわかってるの。 たぶんそれが、あたしたちの答えだと思う。 それで、あたしが勝ったら全部もらう。 この文章を自分なりに具体化してみる。 あたしは全部欲しい。 今 の友人関係としての奉仕部も、これから の恋人関係になった八幡も。 あたし、ずるいんだ。 どっちも諦められない卑怯な子なんだ。 あたしはもう、 これからどうするかちゃんと決めてる。 もしお互いの思ってること 八幡を好きという気持ち がわかっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。 あたしたちの最後の依頼は、あたしたちの これからの関係のことだよ。 ゆきのんの今抱えている 自分がないという問題、あたし答えわかってるの。 たぶんそれが、あたしたちの答えだと思う。 それで、あたしが勝ったら 今もこれからも全部もらう。 雪乃が抱えている問題は自分を持っていないことである。 それを解決するためには、自発的行動する必要がある。 自分が自分でやりたいことを口にし、そのために行動して結果を得る必要がある。 では、雪乃がやりたいこととはなんだろうか。 それはまだわからないが、陽乃についてもしくは母についてだろう。 八幡との関係という可能性もあるが、おそらく家族間か葉山とのことであろう。 ずるいかもしれないけど、それしか思いつかないんだ。 ずっとこのままでいたいなって思うの。 どうかな? 雪乃の悩みを解決できると宣言したことがずるいのではないか。 雪乃に自分の意志はない。 ただ流されるままにその答えを享受してしまうことがわかっている。 それを知っているからこそ、結衣の発言はずるいのである。 あとここで、結衣は雪乃の意思を試している。 雪乃が自分からこの結衣の発言を拒否するかどうかを見ているのだろう。 ここで拒否ができるのであれば、雪乃は自分の足で進むことができる。 加えて、このままでいたいというのはどういうことだろうか。 八幡と恋人にならずこのまま3人でいようということか。 このまま結衣と雪乃は友達であり続けたいということだろうか。 これはたぶん、結衣と雪乃の関係は友達であり続けながらも、結衣が八幡と恋人となる関係を指しているのではないかと思う。 あくまでも想像だが…。 ゆきのん、それでいい? 結衣が見ていたもの 由比ヶ浜は、たぶん間違えない。 彼女だけはずっと、正しい答えを見ていた気がする。 それを受け入れてしまえばきっと楽だろう。 けれど、 結衣が見てきたものとは、雪ノ下雪乃という女の子だろう。 彼女がどういう子でどういう考えをしているのか。 それをずっと一番近くで見てきた。 だからこそ、結衣は雪乃がどう行動すれば雪乃が抱えている問題を解決できるかがわかっている。 可能性としてはふたつ。 選ばないことによる後悔を与える• 選ぶことによる自信を与える このどちらかであろうとは思う。 また、「けれど」の意味は、結衣の言葉を飲むということは、結衣をずるいと認めてしまうということになる。 自分ためでもあるが、雪乃のために行動している彼女をずるいと認めることは、人として正しいことではない。 そのため八幡は結衣の答えを否定したい。 否定することによって、彼女がずるくないということを伝えたいのだ。 八幡の出した答え 由比ヶ浜結衣は優しい女の子だ。 そう勝手に決めつけていた。 雪ノ下雪乃は、強い女の子だ。 そうやって理想を押し付けていた。 結衣はまわりのことを気にかけることができる優しい女の子で自分という軸がない。 雪乃はひとりでいることを好む女の子で自分という軸がある。 最初はそう思っていた。 しかし実際にはそうではなかった。 ただの理想の押し付けだった。 作品を読み返すと分かる何かがあるかもしれない。 それに、そんなのただの、欺瞞だろ。 曖昧な関係とか慣れ合いの関係とか、そういうのはいらない。 それが八幡の求めた関係である。 生徒会の一件で作りなおした、慣れ合いを排除した関係。 しかし現状それは失われている。 その関係を捨てて進もうという意思表示である。 馬鹿なやつだと思う。 そんなのないって知っているのに。 突き詰めてしまったら、何も手にはいらないとわかっているのに。 本音を追求した先にあるのはひとりであることだけだ。 それでは何も手にはいらないことを知っている。 曖昧な関係とか慣れ合いの関係でしか得られないものがある。 それでもちゃんと考えて、苦しんで、足掻いて、俺は。 本物が欲しいといった。 八幡が求める本物は相手を理解することだ。 欺瞞を取り除いた人間関係からしか得られないものである。 それを得るために尽力してきたのだ。 まとめ 考察を書いていて思いましたが、ここで終わりかよ!! 販売戦略的には最高ですね…。 これだけ大胆に切っているので、何かしら続きのメディアミックスはあるのだと思います。 待ちましょう。 待つしかできないので。 それとこの俺ガイル考察も今回で終わりになります。 11巻の内容もやろうかと思ったのですが、いかんせん時間がとられてしまうので…。 合ってたり間違ってたりしたこの考察ですが、みなさんの反応があったからこそ続けられました。 本当にありがとうございました。 来期のアニメも2作ぐらいは記事を書こうと思っているのでよかったら見に来てください。 本当にありがとうございました。 以上です。 また別の記事でお会いしましょう。

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TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」公式ホームページ|TBSテレビ

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アニメ 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 続』(通称『俺ガイル。 続』、『俺ガイル』二期)の13話(最終話)「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」において問題となっているのは、後半部分、クライマックスにおける由比ヶ浜の台詞の難解さである。 私は全部欲しい。 今もこれからも。 私ずるいんだ、卑怯な子なんだ。 私はもう、ちゃんと決めてる。 もし、お互いの思ってること分かっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。 だからこれが最後の相談。 私達の最後の依頼は私達のことだよ。 ゆきのんの今抱えている問題、私答え分かってるの。 多分それが、私たちの答えだと思う。 それで、私が勝ったら全部貰う。 ずるいかもしんないけど、それしか思いつかないんだ。 ずっとこのままでいたいなって思うの。 どうかな? ゆきのん、それでいい? 抽象的に過ぎてわけがわからない。 「全部」「ずるい」「答え」「このまま」などの言葉が具体的に何を指しているのかが非常にわかりづらい。 ただ、わからないが故に多様な解釈ができ、100回くらい見直しても飽きないのではないかと思えるくらい惹きつけられた。 自分なりに考察を示していこうと思う。 ちなみに原作は未読である。 読みました。 はじめに結論 先に本稿における結論を示しておくと、上記の由比ヶ浜の台詞は 「私は比企谷が好きだから諦めない。 ゆきのん(=雪ノ下)が比企谷のことを好きなのは知っている。 だけど、諦めて欲しい」と要約される。 なぜそのように読み解いたのか、下記で説明していく。 「全部」とは何を指すのか? 何が欲しいのか? 私は全部欲しい。 今もこれからも。 上記二つの文はイコールで結ばれていると考えられる。 「全部=今もこれからも」である。 つまり「今も欲しいしこれからも欲しい=全部欲しい=ずっと自分のものにしていたい」とみなして良いだろう。 では欲しいものとは何か。 考えられることは「1. 比企谷との恋」「2. 雪ノ下との友情」「3. 奉仕部の存続」の3つが挙げられる。 上記で「全部=ずっと」と推定したことから、本稿の論旨に従えば、この場合の「全部」は「1. 比企谷との恋」「2. 雪ノ下との友情」「3. 奉仕部の存続」の3つを全部欲しいという意味ではないように思う。 なぜならそれでは物語が進まないからだ。 由比ヶ浜は、雪ノ下が比企谷に恋心を抱いていると思っている。 にも関わらず由比ヶ浜が「比企谷との恋」を手に入れ「雪ノ下との友情」維持し「奉仕部を存続」させること、それはつまり人間関係における矛盾であり、三人が8話以前のような本音で話せない上辺だけのギクシャクした関係に戻ることを意味するからである。 8話において比企谷が泣きながら「本物が欲しい」と吐露し、お互いが本音をぶつけ合った結果、三人の仲は元に戻った。 今ここで再び本音を隠してしまうことはせっかく成長した三人の物語を巻き戻す行為であり、何の意味もないのではないか。 一期の1話から由比ヶ浜の比企谷への思いは一貫している。 一期11話では「待っていても仕方のない人は待たない。 待たないで、こっちから行くの」と比企谷の前で抽象的にではあるが高らかに宣言している。 で、この二期13話まで由比ヶ浜がその恋を諦める素振りは全く見えない。 むしろ思いは強くなっているようにも思える。 ここに来て諦めるというのはやはり物語としてどうかと思うし、私個人的にもそうであって欲しくない。 従って「私は全部欲しい。 今もこれからも」が意味するところは 「今もこれからも比企谷の心が欲しい=比企谷への恋を諦めない」ということである。 「私ずるいんだ」とは何を指すのか? 私ずるいんだ、卑怯な子なんだ。 二期の後半から度々、由比ヶ浜は「ずるい」と口にしている。 12話の最後、比企谷が「送るよ」と一緒に帰ろうと提案した際、「ずるい気がするから」とそれを断った。 このずるいは「抜け駆け」を指すのではないか。 雪ノ下が母親によって強制退場させられた後、残された二人で帰るのはフェアじゃないと思って「ずるい気がする」から比企谷と一緒に帰らなかった。 で、この13話。 由比ヶ浜はバレンタインデーという特別な日に敢えてデートと称して終日三人でいる時間を作り上げ、比企谷に「ただのお礼だよ」と言って手作りクッキーを先に渡した。 雪ノ下も比企谷へのプレゼントを持ってきていたことが映像の中で示唆されるが、由比ヶ浜が先に渡してしまったことによって雪ノ下はタイミングを失ってしまった。 増して、由比ヶ浜は「お礼」という理由をこじつけて渡した。 「バレンタインだから」でもなく「思いを寄せているから」でもなく「ただのお礼」として。 対して、雪ノ下が比企谷にプレゼントを渡す理由はどこにもないから、余計に渡しづらくなる。 自分の意志を表明できない雪ノ下に比企谷へのプレゼントを渡す理由を与えなかった、とも言えるかもしれない。 それを計算した上で抜け駆けを計ったから「ずるい、卑怯」と自分のことを言っているのだ。 同様にして、12話から13話にかけて「優しいね、思いやりがあるね」という意味としての「由比ヶ浜らしいね」と言われて「私らしいって何だろうね」とつぶやくシーンが散見される。 「私、ヒッキー(=比企谷)が思ってるほど優しくないんだけどな」と。 「優しい」とは「利他的」と同義。 「理想を押し付けられている=それは本物じゃない」ことを示すと同時に利己的なずるい手を使うことへの伏線と考えられる。 この「ずるい」については下記でも引き続き検証していく。 「私はもう、ちゃんと決めてる」が意味するもの 敢えて「私はもう、ちゃんと決めてる」という台詞を差し挟むことによって 「本心で話している」ということを示唆している。 嘘や欺瞞や取り繕いではなく、きちんと自分が望むことを自分で決めて、自分の本心を正直に話しているということを強調しているように思う。 従って、由比ヶ浜は三人のなあなあな関係を求めているのではない。 本当に欲しいものを欲しいと言っているのである。 これは自分では何も決められない雪ノ下との対比にもなっていることに加え、一期2話で示されたように、場の雰囲気を変えてしまうような行動を自ら進んでできなかった由比ヶ浜が、今は自分の欲しいもののために三人の関係を壊すことも厭わずに自己主張できている成長の証とみなすこともできる。 「お互いの思ってること」とは何か? もし、お互いの思ってること分かっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。 難解な台詞である。 極めて抽象的。 「お互い」とは誰と誰を指すのか。 「分かっちゃったら」とは何がわかるのか。 「このまま」とは何を指すのか。 ただ、今ここにきてずるい手を使ってでも由比ヶ浜が行動を起こさなければならなかったのは、雪ノ下が比企谷に思いを寄せているらしいことに気づいてしまったからである。 従って、「思ってることが分かっちゃったら」というのは「恋心が知れてしまう」ことであり、「このまま」とは「三人の関係」のことであると考えて間違いないだろう。 「恋心が知れてしまったら今までの三人ではいられないと思う」ということである。 では、「お互いの思っていること」とは誰と誰の恋心を指すのか。 比企谷と雪ノ下が実は両思いである(と由比ヶ浜は思っている)こと 2. 由比ヶ浜と雪ノ下が共に比企谷に思いを寄せていること どちらかと言えば、前者の解釈のほうがすんなり意味が通るように思う。 由比ヶ浜はずるいやり方で比企谷に先にクッキーを渡すことで雪ノ下を牽制し、比企谷への思いを諦めるように仄めかしているのではないだろうか。 そう考えれば「このままっていうのもできない」の主語は由比ヶ浜であると考えるのが妥当である。 つまりは 「雪ノ下と比企谷がお互いの思いを通い合わせてしまったら、私(由比ヶ浜)は今まで通りに二人と接することができないと思う」という意味である。 由比ヶ浜は比企谷のことが大好きなので、恋仲になってしまった雪ノ下と比企谷を目の当たりにするのは耐えられないだろうし、かと言って、それを取り繕って一緒にいるとしてもそれは欺瞞である。 比企谷の求める「本物」ではない。 由比ヶ浜はここで行動を起こさなければいずれ比企谷の言うところの「本物」になれないのである。 「最後の相談」「最後の依頼」とは何か だからこれが最後の相談。 私たちの最後の依頼は私たちのことだよ。 比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜は奉仕部という部活をしている(あるいは、させられている)。 奉仕部は誰か困っている人から受けた相談、依頼を解決することを目的としている。 由比ヶ浜がここで敢えて「最後の」と強調して言っているということは、その由比ヶ浜がこれから出そうとしている「依頼」によって三人の関係はこのままではなくなってしまう可能性があることを示唆している。 この依頼によって奉仕部は解散を余儀なくされることを意味しているのである。 このことは13話の前半、水族館でのデートにおいて由比ヶ浜が「三人で行きたいの」「三人で見れてよかった」と「三人」を強調して口にしていることからもわかる。 三人の関係は心地よくて奉仕部は自分の大切な居場所だけれど、それを壊しても一歩踏み出さなくてはならないと決心した。 三人での思い出をきちんと作れたことは、由比ヶ浜にとって一つの区切りでもあったのだろう。 「最後の依頼」の内容は下記で述べられる勝負のことである。 「雪ノ下が抱えている問題」とは何か? ゆきのんの今抱えている問題、私、答え分かってるの。 雪ノ下(=ゆきのん)の抱える問題とは具体的に何を指しているのかというのも考えどころである。 比企谷に恋心を抱いているという問題 2. 「自分がない、自分で選んで行動できない」という問題 3. 姉や母など雪ノ下の家庭の問題 いろいろと考えた結果、私は 「1. 比企谷に恋心を抱いているという問題」であると結論づけた。 問題というと仰々しいけれど、要するに「比企谷のことを好きだけれどプレゼントを渡せないこと」程度の解釈で良いと思う。 「自分がない、自分で選んで行動できない」という問題」という考え方も確かに有効である。 13話前半では、雪ノ下が比企谷に自分の意志でプレゼントを渡せないこと、雪ノ下姉の陽乃から「雪乃ちゃん(雪ノ下)に自分なんてあるの?」ときつい言葉を突きつけられたこと、その後、比企谷が考えた言い訳をそのまま雪ノ下が自分の言葉のように流用してした(俗に言う「コピペのん」)ことが印象的に描かれていた。 雪ノ下にとっての問題は確かに「自分がない、自分で選んで行動できない」であり、雪ノ下にとっての大きな問題であると共に本作における重要なテーマの一つである。 しかしながら、比企谷にずっと想いを寄せている由比ヶ浜にとっては、雪ノ下に「自分がない」という抽象的なことよりも、雪ノ下が自分で用意したプレゼントを比企谷に自分の意志で渡せないこと、比企谷が考えた言い訳をそのまま言ったことという、比企谷に関連する具体的なこと目が行くはずである。 その具体的なこととはつまり「雪ノ下が比企谷に恋心を抱いている」ということに他ならない。 また、作中において由比ヶ浜が雪ノ下の「自分がない」という問題を重要な問題として認識しているとわかるシーンは一度も出てこないから、ここで言う問題とは「自分がない、自分で選んで行動できない問題」ではないと思う。 姉や母など雪ノ下の家庭の問題」という可能性もあるけれど、今この場でする話ではないように思う。 前段で由比ヶ浜は「私達の最後の依頼は私達のことだよ」と言っている通り家庭の問題は今は関係ない。 第一、雪ノ下の家庭の事情の答えを由比ヶ浜がわかっているはずがないし、次段の「多分それが、私たちの答えだと思う」にも繋がらない。 従って、ここで言う「ゆきのんの抱えている問題=雪ノ下の家庭の問題」である可能性はかなり低い。 由比ヶ浜の言う「私たちの答え」とは何か? 私、答え分かってるの。 多分それが、私たちの答えだと思う。 由比ヶ浜は「雪ノ下の抱える問題の答えがわかる」と言う。 で、その答えが同時に「私たちの答え」であると言う。 つまりは雪ノ下の抱える問題の答えが示されれば、私たちの答えも自ずと出るということを言っている。 前項で「雪ノ下の抱える問題」を「比企谷への恋」としたので、ここで言う「答え」はシンプルに導き出される。 つまり「答え」とは 「雪ノ下と比企谷が結ばれること」要するに 「由比ヶ浜が比企谷への恋を諦めること」である。 比企谷と雪ノ下の二人はお互いの思いに気づいていないけれど、由比ヶ浜だけは二人が実は両思いであると気づいている(あるいは、思い込んでいる)。 従って、雪ノ下における「比企谷への恋心」「比企谷のことを好きだけれどプレゼントを渡せないこと」の答えを知っているのも由比ヶ浜だけである。 二人は両思いだと提示すること=答えである。 つまり、比企谷と雪ノ下がお互いの思いに気づき、心を通わせて恋仲になってしまうことが由比ヶ浜の言う「私たちの答え」というわけだ。 お互いに思い合っている二人が結ばれて、比企谷へ片思いしているだけの自分が身を引けば物語はハッピーエンド。 めでたしめでたし。 だけどそれは由比ヶ浜にとってのバッドエンド。 このまま黙っていればいずれ行き着いてしまうかもしれない 「私たちの答え」を避けるために、由比ヶ浜はこうして行動を起こしている。 ちなみに、比企谷と雪ノ下が両思いになって付き合い始めることは、現時点では作中の誰からも望まれていないことである。 望んでいるとすれば雪ノ下本人だけである。 特にストーリーの方向性を決定づける存在である雪ノ下姉から現在の比企谷と雪ノ下の関係について「ひどい何か」と唾棄されていることは注目に値する。 そう考えれば「由比ヶ浜の言う「私たちの答え」=比企谷と雪ノ下が結ばれること」と「物語としての答え=物語の結末(まだわからない)」とは大きくかけ離れているとも言える。 「全部貰う」とは何を指しているのか? それで、私が勝ったら全部貰う。 由比ヶ浜のこの台詞の前に、ちょっとした会話がある。 由比ヶ浜:ねえゆきのん、例の勝負の件ってまだ続いてるよね? 雪ノ下:ええ、勝った人の言うことを何でも聞く 奉仕部顧問教師曰く「誰が一番人に奉仕できるか、人の悩みを解決できるかって勝負だ。 勝ったらなんでも言うことを聞いてもらえる」。 奉仕部にはそのようなルールがあった。 あってないような形骸化したものだったけれど、二期3話で由比ヶ浜を交えて上記のルールが再確認されている。 ここでの「勝ったら」というのはそれのことを指している。 「全部貰う」とは 「奉仕部の関係を全部貰う=自分の思い通りにする」ということだと思う。 つまりは、 雪ノ下をこの恋から撤退させ、由比ヶ浜が比企谷に思いを伝える権利を堂々と手に入れることである。 由比ヶ浜にはこの勝負に勝つ自信があるのだと思われる。 由比ヶ浜が雪ノ下の問題を解決するということは、雪ノ下が由比ヶ浜に「私の問題を解決してくれ」と「最後の依頼」を出すことである。 つまりそれは雪ノ下を意のままに操ることができることを意味する。 また、この勝負に乗ってしまえば雪ノ下は比企谷に思いを伝えることができない。 なぜならそれは「問題の解決=由比ヶ浜の勝利」を意味するからである。 この勝負は引き受けた時点で雪ノ下の負けが確定している出来レースだ。 自分の勝利が確定している勝負に雪ノ下を乗せようとしている。 だからずるい。 なぜ由比ヶ浜は具体的なことを言わなかったのか 比企谷のモノローグ: 何一つ具体的なことは言わなかった。 口に出してしまえば確定してしまうから。 それを避けてきたのだ。 由比ヶ浜がなぜこのような曖昧で抽象的な言い回しで勝負を持ちかけたのかということを、少なくとも比企谷は理解していることがわかる。 上記で言及してきた通り、比企谷と雪ノ下は互いを意識しているようであるけれどお互いがそれに気づいていない。 あるいは、はっきりとした形にはなっていない。 つまり、具体的なことを口にするということは比企谷と雪ノ下が両思いであることを二人に提示してしまうことになる。 由比ヶ浜がこのタイミングで勝負を持ちかけたのは二人がお互いの気持ちに気づく前に行動を起こす必要があったからに他ならない。 「確定してしまう」とは 「由比ヶ浜の提案がこの三角関係の恋についてであることが確定してしまう」という意味である。 由比ヶ浜の提案が恋についてであることが確定してしまうということは、雪ノ下と比企谷が両思いである可能性を二人に示唆してしまうことになる。 由比ヶ浜はその確定を避けるためにこうしてずるい手段を使っているのである。 (追記)「避けてきた」という表現による再考 「それを避けて きたのだ」という表現が気になったので考え直してみた。 「それを避けたのだ」ではなく「それを避けて きたのだ」という過去完了形に近い表現となっており、由比ヶ浜がこのシーンだけでなく、物語中においてこれまでもずっと「避けてきた」ことが示唆されている。 由比ヶ浜が物語中において胸に秘めながらも具体的に口に出していないことは「比企谷への想い」しかない。 「待たないで、こっちから行くの」も「人の気持ち、もっと考えてよ(第2話)」も「そういうことじゃないんだけど(第9話)」もその他の多くのシーンも、由比ヶ浜は比企谷に想いを寄せていることを仄めかしはすれど、具体的なことは言わない。 それはなぜか。 告白してしまったら「 比企谷に受け入れられるかフラれるかが確定してしまう」からである。 由比ヶ浜は比企谷のことが好きだけれど、フラれることを恐れている。 好きな相手には告白する(確定させる)というのが筋である。 誰かと競い合っているのであればなおさら。 しかし、由比ヶ浜はずるいのでフラれるというリスクを取らないで(確定させないで)雪ノ下だけをこの恋から撤退させようとしているのである。 こちらのほうがしっくり来る気がするので、追記しました。 由比ヶ浜のずるいポイント総まとめ ずるいかもしんないけど、それしか思いつかないんだ。 改めて由比ヶ浜は自分のことをずるいと言う。 どの辺がずるいのかまとめてみよう。 ・「全部欲しい」欲張りなところ。 ・先にお礼という形で手作りクッキーを比企谷に渡して、雪ノ下を牽制したところ ・勝利が決まっている勝負を敢えて持ちかけたこと ・具体的なことを言わず、確定させないままに同意を促そうとしているところ ・雪ノ下自身の言葉(勝負に同意すること)によって比企谷への思いを諦めさせようとしているところ 確かにずるい。 でもそれは、由比ヶ浜が狡猾な人であるとか、思いやりがない人であるということにはならない。 由比ヶ浜は自分の感情に従って、自分に嘘をつかない行動に出た。 それがずるくて自分の我を通すためだけの手段であるというのは本人も自覚している。 けれど、彼女にとってはそれが最善で、自分の気持ちに最も誠実な手段だったのだ。 12話の最後で由比ヶ浜は「ずるい気がする」と言って比企谷と一緒に帰らなかった。 でも今は「全部欲しい」という本心を実現するために決心して自分で「ずるい」と自覚している手段を取っている。 比企谷の本心が「本物が欲しい」であるのに対して、由比ヶ浜の本心は「全部欲しい」であると見ることもできるかもしれない。 「このままでいたい」とは何を指すのか? ずっとこのままでいたいなって思うの。 どうかな? ゆきのん、それでいい? 「このままでいたい」というのは「由比ヶ浜が比企谷への恋を諦めて三人の馴れ合いの関係を続ける」 ことではないように思う。 前述の通り、それではストーリーが振り出しに戻ってしまうし、由比ヶ浜が比企谷の何も理解していないことを示してしまう。 馴れ合いの関係は比企谷の言う「本物が欲しい」とは逆の行為である。 由比ヶ浜がそれを理解していないとは考えにくい。 そして恋を諦めるとも思えない。 由比ヶ浜は強い女の子だ。 ここでの「このままでいたい」というのは、比企谷と雪ノ下の二人に言っているのではなく、雪ノ下一人だけに提案している。 直後、雪ノ下の元へ歩み寄り、手を取って「どうかな? ゆきのん、それでいい?」と訊ねているからである。 そもそも本稿において検証している由比ヶ浜の台詞の前に「これからどうしよっか。 ゆきのん(=雪ノ下)のこと。 それと、あたし(=由比ヶ浜)のこと。 あたしたちのこと」と枕があって、話は本題に入る。 従って、本題における当事者は雪ノ下と由比ヶ浜の二人だけであることが明確に示されている。 由比ヶ浜は最初から最後まで雪ノ下にだけ向かって話しているのである。 雪ノ下だけに「このままでいたい。 どうかな?」と敢えて提案しなければならない内容は一つしかない。 「このまま比企谷に思いを伝えないで欲しい」ということである。 つまり 「比企谷への恋を諦めてくれ」ということを仄めかしているのである。 このままでは自分に勝ち目はなさそうだから、自分の勝利が確定している勝負を敢えて雪ノ下に持ちかけている。 雪ノ下は自分の意志を表明するのが苦手で常に受け身であり、出された提案に同意することしか選択できないことを由比ヶ浜は知っている。 「ゆきのん、それでいい?」と雪ノ下が同意することを前提にした言い回しに強い意志を感じる。 比企谷に手作りクッキーを渡したくだりを含めて、本稿にて検証している由比ヶ浜の台詞の目的は「比企谷への告白」でもなく「由比ヶ浜が恋を諦めて三人の馴れ合いの関係を続けたい」ことでもなく 「雪ノ下に比企谷への思いを諦めてもらう」なのだと思う。 つまり、これまで検証してきた由比ヶ浜の台詞の意味を読み解いて要約すると 「私は比企谷が好きだから諦めない。 ゆきのん(=雪ノ下)が比企谷のことを好きなのは知っている。 だけど、諦めて欲しい」ということになるのである。 その他の論拠(追記) 観覧車での由比ヶ浜の台詞 この由比ヶ浜の「最後の依頼」のシーンの直前、三人は観覧車に乗っている。 で、一周して地上に着く直前あたりに次のような台詞が差し挟まれる。 比企谷のモノローグ: 不安定さを偽りながら、ゆっくりと回り続ける。 前へ進むことはなく、ただ同じところをいつまでも。 それでも、やがて。 由比ヶ浜: もうすぐ、終わりだね。 観覧車は三人の関係のメタファーである。 何も確定させないまま、曖昧に茶を濁しながら同じような日常をぐるぐると回り続ける自分たちの状況を比企谷が観覧車に照らし合わせて独白していることは明らかである。 そうであれば、由比ヶ浜の「もう、終わりだね」は「観覧車がもう終わり」であると同時に、「前へ進むことはなく、ただ同じところをいつまでも回り続ける三人の関係がもう終わり」ということを表明していると解釈できる。 由比ヶ浜はそのぐるぐる回るだけの日常を打破するために「最後の依頼」を出すのである。 バレンタインパーティーでの雪ノ下姉(陽乃)の台詞 二期12話、クラスの皆や他校を巻き込んでのバレンタインチョコの試食会において、雪ノ下姉が三人に向かって「ふーん、それが比企谷君の言う本物?」とかなり冷たく水を差すシーンがある。 これは比企谷に「表面上だけの欺瞞の関係はいらない=本物が欲しい」という信念があるにも関わらず、このバレンタインチョコの試食会はまさに表面上だけの欺瞞で形作られたものになってしまっていることを指摘されたものである。 これ以降、三人はテンションガタ落ちで暗い表情になってしまうのだが、由比ヶ浜を「最後の依頼」に駆り立てた契機にもなっている。 それはこの13話前半で、陽乃に「ちゃんと考えてます。 ゆきのんも 私も」と発言していることからもわかる。 雪ノ下と比企谷が互いに意識しているような様子を目の当たりにしてしまったことよりも、「それが本物?」と問われたことがきっかけになっていることは注目すべきである。 由比ヶ浜の「最後の依頼」は「それが本物?」への回答であり、つまりその本意は「なあなあの関係を続ける」ことではないように思う。 比企谷のモノローグ 由比ヶ浜の依頼の最後の台詞「どうかな? ゆきのん、それでいい?」の直前に比企谷のモノローグがある。 比企谷のモノローグ: 由比ヶ浜はたぶん間違えない。 彼女だけはずっと正しい答えを見ていた気がする。 本作品『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 』はそもそものストーリーの始まりから「表面上だけの欺瞞的な人間関係なんて嘘だし悪じゃないのか?」という問いから出発しており、比企谷自身も様々な経験を経て揺れ動きながらも、あがきながら悩みながら問い続けながら自分で考えて「本物」を見つけるべくここまで来ている。 「本物」を求める比企谷が「正しい答えを見ていた気がする」と評価しているということは、少なくとも由比ヶ浜の「最後の依頼」の本意が「欺瞞的に三人がなあなあの関係を続ける」ことではないように思う。 雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ」と割り込み、由比ヶ浜の提案を断る。 重要なことは、比企谷がその提案を断ったのは雪ノ下への好意を理由にしたものではないということである。 この比企谷の台詞には裏はない。 「雪ノ下の問題は雪ノ下自身が解決すべきだ」というただそれだけの理由で断ったのであり、それ以上でもそれ以下でもない。 従って、比企谷は雪ノ下を贔屓して助けたわけでもないし、由比ヶ浜が振られたわけでもない。 だけど結果として雪ノ下は主体性を取り戻し、由比ヶ浜はずるい手段を完遂することがなくなった。 二人とも救われた。 提案が断られた後、由比ヶ浜は「ヒッキー(=比企谷)ならそう言うと思った」と明るげな声で言い、涙が一筋頬を伝う。 雪ノ下への提案の中で「ずるいかもしんないけど、それしか思いつかないんだ」と言っていたのは本音である。 完璧な解決策は思いつかないけれど、自分にとっての最善の策がこれだった。 もし比企谷ならこんな時に完璧な解決策を捻り出したかもしれない。 けれど由比ヶ浜は自分なりに考えに考えて、この方法しか思いつかなかった。 比企谷に手作りクッキーを渡す際の由比ヶ浜の台詞「あたしが自分でやってみるって言って、自分のやり方でやってみるって言って。 それがこれなの」がリンクしている。 自分の感情に正直に生きる由比ヶ浜は、この完璧じゃなくてずるい策を行動に移すしか選択肢がなかったのである。 なぜならその日はバレンタインデーであり雪ノ下が先に比企谷にプレゼントを渡してしまったら、由比ヶ浜の恋はそこで終わってしまう可能性が大いにあった(と由比ヶ浜は考えている)からである。 由比ヶ浜にとっての「今なんだ」はこの日だったのである。 結果的に由比ヶ浜のずるい手段は比企谷によって防がれた。 由比ヶ浜の企図した行為(=卑怯な手段を使って雪ノ下の恋を諦めさせること)は果たされなかったけれど、比企谷に止めてもらえて良かったとホッとして涙が流れたのだと思う。 あくまで推測に過ぎないのだけれど、この涙にはとても複雑な意味が込められていると思う。 このアニメに意味のないシーンは一つもないと私は考える。 で、比企谷は結局誰が好きなのか? 肝心の比企谷は誰が好きなのか、それは誰にもわからない。 比企谷自身もわかっていない。 本作のヒロインは雪ノ下だけれど、雪ノ下と結ばれることは現時点では「ひどい何か」である。 この先のストーリーでどうなるかはわからないがすぐに二人が結ばれることはなさそうであると私は考えている。 二期から登場する一色いろはという人物はまずこの恋模様には関係ないとみなして良いものと思う。 一色の物語中での役割は「比企谷は表面的な誘惑に流される男じゃない」ということを示すことにあると思われる。 比企谷と一色が仲良さそうにしているのを目にしても由比ヶ浜が全く警戒していないばかりか、少しの嫉妬さえ見られないことからもそれはわかる。 アニメ本編において比企谷が頬を赤らめるシーンが何度かある。 特に一色と雪ノ下と戸塚(比企谷の同級生。 かわいい系男子。 恋愛対象外)に対して頬を熱くしているのが見られる。 上述したように、特に一色と比企谷は絶対に恋仲にはならないと言えるわけで、戸塚と比企谷が恋愛に発展するBL展開も絶対にない。 その絶対に恋愛関係にならない一色や戸塚と同じファクターが雪ノ下にも用いられていることは興味深い。 雪ノ下とも恋愛関係にならないことを示唆しているのではないか。 逆に、作中の主要人物で比企谷が頬を赤らめる演出がされないのは、一人は由比ヶ浜、もうひとりは比企谷の妹・小町である。 二期の5話において比企谷と小町が仲直りするシーンがある。 とても丁寧に描かれていて、二人が兄妹であるゆえに長い時間を共有した結果の信頼関係にあるのが伝わってくるのが印象的だったのだが、比企谷が求めている「本物」とはこのような関係なのではないかとふと思った。 もちろん、比企谷はシスコンではないから妹と何かがあるような異次元的な展開にはならないに決まっている。 で、あれば比企谷が頬を赤らめないもう一人の人物、由比ヶ浜の中に比企谷の求める「本物」があり得るのではないかと思った。 ただ、由比ヶ浜と結ばれつつある物語は同時間軸のもしもの話を描くanotherというサイドストーリー(Blu-rayに同梱されている原作者描き下ろし小説)として用意されているらしい。 本編でも同じようになるとはなかなか思えないものの、比企谷が手に入れるものが「本物」であるならどういう経過を辿っても答えは一つの場所に行き着くような気もする。 またあるいは、この物語、恋が全てを解決するようにも思えない。 むしろ、友情とか恋愛とかそういうものを超えた「本物」の人間関係がテーマとなっているとも考えられ、この先、どのような展開になるのか深読みし甲斐があって非常に楽しみである。 関連記事:.

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