亡くなっ たら する こと。 家族が亡くなってから5日以内にやるべき葬儀・相続手続き【完全版】

自宅で死亡したら|まずやるべき事・連絡先・注意点など

亡くなっ たら する こと

初めての方へ• プランと費用• 葬儀場を探す• 葬儀の知識• 呼吸の停止 聴診器で呼吸音の停止を確認します。 心肺脈動の停止 聴診器で心音停止の確認します。 首にある頸動脈(けいどうみゃく)、手首にある撓骨動脈(とうこつどうみゃく)の触診と心電図モニターで脈拍の停止も確認します。 脳機能の停止 ペンライトを目に当てて、瞳孔の大きさが光によって変わる「対光反射」が起こらないことを確認します。 そして外傷などをチェックし異常死でない(病死または自然死である)ことを確認して、死亡宣告となります。 死亡宣告をされたら、 死亡診断書を受け取りましょう。 病院で診療を受けていない方が自宅で亡くなったり、事故などで死因の特定が必要な場合は「検案」という確認作業が行われます。 検案が行われた場合は死体検案書というものが発行されます。 死亡診断書(死体検案書)は後の手続きで必要になるので、何枚かコピーをとっておき、絶対になくさないように保管しておきましょう。 末期の水 末期の水は死亡宣告のあと、 立ち会っていた遺族全員で行う儀式です。 故人と自宅に帰ってから行ったり、親族が揃うまで待ったりする場合もあります。 故人があの世で喉を乾かさないようにという思いを込めて、 ご遺体の口元を水で潤します。 故人との血縁の近い順に行います。 具体的な順番としては、故人の配偶者、子供、両親、兄弟姉妹、子供の配偶者、孫、というのが一般的です。 湿らせた脱脂綿や筆などを使って、ご遺体の唇を軽く濡らします。 しきみや菊の葉、鳥の羽根を使うこともあるようです。 上唇、下唇の順で、左から右になぞります。 全員が終わったら、故人の顔を拭きます。 おでこを左から右へ、鼻を上から下へ、顎を左から右へという順番で拭くのが一般的な作法です。 清拭 せいしき 次に清拭でご遺体の身体を清めます。 死後硬直が始まる前に行う必要があるため、看護師によって速やかに行われます。 自宅で亡くなった場合には、葬儀業者が行う場合もあります。 アルコールか、アルコールを混ぜたお湯を含ませたガーゼで、 ご遺体を拭き清めていきます。 このとき、傷口などがあれば処置してくれます。 拭き終わった後は、体液が流れ出ないように、耳、鼻、口、肛門などに脱脂綿が詰められます。 浴槽で ご遺体を入浴させて洗い清める湯灌(ゆかん)という儀式もあります。 自宅で亡くなるケースが多かった頃には湯灌が主流だったようですが、今は病院で亡くなるケースが多いために清拭のみの方が多くなっているようです。 ご遺体の損傷が激しい場合や、お葬式、火葬までに時間が空いてしまって 腐敗の進行が心配される場合には、エンバーミング(ご遺体衛生保全処置)という処置を依頼することもあります。 専門の技術者によって消毒、防腐、修復などが施されます。 エンバーミングを行うと衛生的に保全されるので、感染症などの心配なく故人の身体に触れられるようになり、生前元気だった頃の姿に近づけることで、ご遺族のお見送りの満足度が向上できるようです。 着替え 故人を病衣から別の衣服へ着替えさせます。 死装束である白い浴衣を着せるのが主流でしたが、最近では故人が 生前気に入っていた服をご遺族が用意して着せるケースが増えているようです。 死化粧 エンゼルメイク 全身を清め終わったら、 死化粧でお顔を整えていきます。 髪をとかして爪を切り、男性は髭も剃り、女性は口紅や頬紅で薄化粧をします。 頬がこけてしまっていたら、脱脂綿を詰めて少しふっくらさせて、 生前のお顔に近づけます。 死化粧は、故人を少しでも綺麗に、生前と変わらぬ様子で送り出したいというご遺族の意向が含まれています。 また綺麗で安らかな表情の故人を見送ることによって、故人の死とゆっくり向き合うご遺族の心のケアにもなります。 ご遺体安置 故人のご遺体は病院の霊安室に安置するか、ご自宅に連れ帰るか、ご遺族の意向で決めることができます。 ただし、 病院の霊安室では長時間安置しておくことはできないので、安置場所を決めなければなりません。 これについては、次の章の中で詳しく説明したいと思います。 ご家族でやること ここまでは故人が亡くなったら病院側が行ってくれることをひとつずつ解説してきました。 続いて ご家族でやることについて説明していきます。 手続きと報告 家族が亡くなったら、すぐに親族や故人と親しかった方々に 訃報連絡をしましょう。 確実に伝えるために、時間帯に関係なく電話で直接連絡するのが望ましいです。 メールやSNSでの連絡では読まれない可能性もあるので、極力避けましょう。 訃報連絡では通夜や葬儀の案内もするものですが、最近では亡くなった報告のみを速やかに行い、日程や場所などの詳細は後に改めて伝えられることも多いようです。 そしてもうひとつ速やかに行うべきことが、 死亡届と火葬埋葬許可申請書の提出です。 申請が受理され、火葬埋葬許可証がないと 火葬・埋葬を行うことができないので葬儀前に手続きを済ませておく必要があります。 亡くなった後、窓口の受付時間に合わせて直ちに提出しましょう。 故人が亡くなった場所、故人の本籍地、届出人の所在地のうちいずれかの市町村役場に提出します。 署名が親族のものであれば提出者が親族でなくても構わないので、葬儀社が代行して提出してくれるケースもあります。 死亡届は死亡診断書(死体検案書)と一枚続きになっており、役所に提出した後は原本が手元に残りません。 葬儀後の手続きでも死亡診断書の提出を求められることがあり、コピーでも構わないことがほとんどなので、必ず受け取った際に コピーを取っておきましょう。 また「終活ねっと」では、他にも様々な記事をご紹介しています。 以下の記事では、行わなければならない手続きに関しての詳しい情報を網羅しています。 申請に期日があるものもございますので、ぜひこちらの記事もお役立てください。 ご家族で葬儀会社を決める ご遺体を安置場所まで搬送したり葬儀を行うために、 葬儀会社を決める必要があります。 家族を亡くしてすぐには精神的な余裕がなく、近場の葬儀会社や病院で紹介された葬儀会社に急場で依頼せざるを得なくなり、後に悔いが残るような葬儀になってしまうということもあります。 縁起が悪いと思われるかもしれませんが、できれば葬儀会社は故人が亡くなったら考えるのではなく、 事前に葬儀会社を選定しておいたほうが良いでしょう。 大切な人の最期を見送る重要な儀式ですので、できる限りじっくり検討して、信頼できると思える葬儀会社を決められるのが理想的です。 また「終活ねっと」では、他にも様々な記事をご紹介しています。 以下の記事では、葬儀会社に関して、良い選び方などの情報をまとめております。 ぜひこちらもあわせてご覧ください。 ご遺体の安置場所の決定・葬儀会社への連絡 上記にあるように、病院の霊安室での安置は一時的なもので、長い時間安置することはできません。 早い段階でご遺体の安置場所を決める必要があります。 安置場所の選択肢としては、 ご自宅、 斎場・葬儀会社の安置室、 民間業者の安置施設の3つがあります。 ご自宅で安置する場合、葬儀までの間故人と過ごせる時間が長いのがメリットです。 しかし、ご遺体の安置は準備が大変ですし作法もいろいろあるので、搬送後のことも葬儀会社に依頼したほうが良いでしょう。 ただこの際、ご自宅がアパートやマンションなどの 集合住宅にはご遺体を搬送できない場合があります。 斎場や葬儀会社で安置する場合、ご遺体の管理を任せることができ、ご遺族の負担が少ないのがメリットです。 しかしその分面会時間が限られていることが多く、故人と過ごせる時間が短いのがデメリットです。 民間業者の安置施設で安置する場合、斎場・葬儀会社より面会の制限が少ないので、ご自宅での安置が難しい場合でも故人と過ごせる時間が確保できるのがメリットです。 ただし一部の業者では面会が制限される場合もあるので、依頼するときはよく確認しましょう。 デメリットとして、業者によっては直葬・家族葬まで対応していることもありますが、基本的に葬儀社と別に安置だけ依頼することになるので、その分費用がかかってしまいます。 いずれの場所を選んでも 搬送は葬儀会社に依頼することになります。 まだ葬儀を行う葬儀会社が決まっていない場合でも、 搬送のみの依頼も可能です。 その場合は依頼が搬送のみであることをきちんと葬儀会社に伝えることを忘れないようにしましょう。 寺院に依頼する 安置する場所が決まったら、これからお世話になる 寺院に連絡しましょう。 安置場所で行われる枕経や、通夜・葬儀でお経をあげてもらう僧侶に来ていただきます。 一般的には菩提寺(その家の先祖代々のお墓がある寺院)に依頼するのですが、最近では宗派を問わない墓地や霊園にお墓があったり、お墓を持たない場合もありますので、 ご遺族で宗派を決めるケースもあるようです。 読経を依頼できる僧侶がいない場合には、葬儀会社に紹介してもらうこともできます。 枕飾り ご遺体を安置する際は、北枕になるように寝かせ、枕元に枕飾りという簡易的な祭壇を設置します。 通夜までの間に弔問に来られた方々が、お焼香をしたり礼拝したりできるようにするためです。 故人の魂があの世へ旅立つときに迷わないようにする道しるべの役割もあります。 枕飾りは宗教、宗派、地域によって様式が異なります。 準備するものが多く、手続きなどに追われるなか自力で準備するのは大変ということもあり、 葬儀会社に依頼する方が多いようです。 枕経 枕経とは、故人の 枕元で僧侶にお経をあげてもらう儀式です。 仏教の儀式なので、神式やキリスト教式では行いません。 また、宗派によって儀式の意味が異なります。 亡くなったばかりの魂は現世への執着が強くこの世へ残ろうとしてしまうといわれており、お経によって 魂が迷わずに旅立てるように供養する意味が込められています。 本来は臨終を迎える際に行われる儀式でしたが、最近は病院で亡くなるケースが多いので、安置の時点で行われるようになりました。 浄土宗・浄土真宗では、「枕経」ではなく「枕勤め」といって、故人の枕元ではなく仏壇の向かって念仏を唱えます。 人は亡くなったらすぐ極楽浄土へ行けるという教えの宗派なので、仏様との出会いと生まれ変わることへの感謝を伝える意味になります。 「枕勤め」は、ご遺体を納棺するまで枕飾りのろうそくとお線香の火を絶やさないようにすることを指す言葉でもあります。 納棺 納棺は、 故人が旅立つための旅支度をしてあげる儀式です。 故人と近しい方々のみで過ごす最後の大切の時間になります。 ご遺体に死装束を着せるのですが、最近は着せずに上からかけるだけのこともあります。 三角頭巾や足袋などの小物も、身に付けさせず一緒に入れておくことが多いようです。 そしてご遺体とともに 副葬品も棺に納めていきます。 副葬品としてよく入れられるものは、花、手紙、千羽鶴などです。 故人の愛用品など思い出の品を入れたい場合は、 燃えやすい素材であるかどうか注意が必要です。 金属、革、ビニール、プラスチック製のものなど、燃えにくかったり、爆発や毒ガス発生の危険性があるものは入れることができません。 判断に迷う場合は葬儀会社に相談しましょう。 ご遺体と副葬品を棺に納めたら、最後に故人に合掌をし、蓋をします。 ご家族で葬儀の準備 次に、 葬儀の準備について説明していきます。 葬儀の準備を進める過程で決まったことは、ご遺族内で共有しておきましょう。 亡くなられた方の宗派を確認する 無宗教であるなら問題ありませんが、故人が何らかの宗教・宗派に属していた場合は、葬儀の形式が通常と異なることがあります。 葬儀をするにあたって、故人の意向に沿えるようにするためにも、 故人の宗派を確認しておきましょう。 確認の方法としては親戚に聞いたり、お墓や仏壇で確認したり、菩提寺がわかるのであればお寺に直接聞くこともできます。 もしどうしても宗派がわからなかった場合は、 ご遺族で宗派を決めて葬儀会社に寺院を紹介してもらいます。 依頼した寺院の僧侶との打ち合わせ 依頼した寺院の僧侶と通夜・葬儀の日程や会場、式次第などに関して相談します。 僧侶抜きで葬儀について予定を組むのは失礼にあたります。 僧侶にも別の予定があることを考え、日時を決めてから連絡するということにならないようにしましょう。 お布施の準備 枕経、通夜、葬儀でお勤めいただいた僧侶には、感謝の気持ちとして お布施を渡すことになります。 打ち合わせなどはじめに挨拶するときに渡す場合もありますが、葬儀が終わった後のお礼の挨拶のときでも構いません。 金額の相場は地域や寺院によって異なりますので、以前に依頼したことのある親戚や葬儀担当者に相談して準備しておきましょう。 僧侶に直接お伺いするのも失礼にはなりませんが、「お気持ちで」という返答が多いです。 葬儀日程を決める 依頼した寺院の僧侶、 葬儀会社と打ち合わせをして葬儀日程を決めます。 一般的な流れとしては、亡くなったらその翌日に通夜、さらにその翌日に葬儀・告別式というふうになります。 しかし、いつまでに行うべきというような決まりはありません。 葬儀日程を決めるに当たってはいくつか注意点があるので、次の章で詳しく説明したいと思います。 ご家族で葬儀日程を決めるにあたって 上で述べたように、 葬儀の日程を決める際にはいくつか注意点があります。 明確な決まりがない分、考慮すべき点があるため、きちんと理解しておきましょう。 火葬場の空き状況を考慮する 火葬場の空き状況を考慮しましょう。 ご遺体は死後24時間経過すると火葬が可能になります。 一般的に火葬は葬儀を終えた当日に行うので、葬儀の日時は火葬場の予約日時にあわせて決めます。 先に葬儀の日時を決めてしまうと、希望する時間には火葬場が 空いていないこともあるので注意が必要です。 依頼した寺院の僧侶の予定を考慮する 読経を依頼する寺院の 僧侶の予定も考慮しなくてはいけません。 予定を合わせやすいようになるべく早めに連絡するようにしましょう。 もしどうしても予定が合わなかった場合、同じ宗派の 他の寺院の僧侶を紹介してもらうこともあるようです。 六曜を考慮する 六曜のひとつである 友引の日に葬儀を行うのは良くないとされています。 本来は「引き分け」という意味なのですが、友を引くという漢字のイメージが定着し、葬儀を行うのに友引は避けるようになったそうです。 友引の日は斎場や火葬場も休みの場合が多いので、その点も考慮しなくてはなりません。 ご家族が亡くなったら…流れまとめ• 家族が亡くなったら、末期の水をとりご遺体を清める作業をする。 故人に近しい方々への訃報連絡、葬儀のための手続きをし、ご遺体を安置する場所と依頼する葬儀社、寺院を決め、各方面に連絡をする。 葬儀の準備は故人の宗派を確認し、必ず依頼する僧侶と相談しながら進める。 葬儀日程を決める時は、火葬場の空き状況、僧侶の予定、「友引」と重ならないかを考慮する。 家族が亡くなったらやるべきことがたくさんあるので、何も知らないままその時が来てしまうと、冷静な判断ができす最期の見送りに悔いを残してしまうかもしれません。 また、何事もトラブルを起こさないためにはご遺族で話し合い、全員で同じことを共有しておくことが大切です。 少しでも心の準備をしておきたいという方に、この記事が参考になりましたら幸いです。 また「終活ねっと」では、他にも様々な記事をご紹介しています。 以下の記事では、ご遺族の方の悩みの種のひとつである葬儀費用について、相場や内訳などの情報をまとめております。 ぜひこちらもあわせてご覧ください。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 カテゴリーから記事を探す• 関連する記事•

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ペットが亡くなったら…最初にすること

亡くなっ たら する こと

ペットが亡くなったら…最初にすること 愛するペットが亡くなったらどうすべきか、まずはこのページを読んで2つのことをしてください。 あとは、気持ちが落ち着いてから行動しましょう。 最愛のペットをしっかり見送るために 愛するペットとの突然の別れは、誰でも寂しく悲しいものです。 飼い主のみなさんは、まだ温かいペットを前にショックと悲しみでいっぱいのことでしょう。 きちんと見送ってあげるためにも、飼い主さん自身が後悔しないためにも「 その時に何をすべきか」をお伝えしておきたいと思います。 ペットが亡くなったら在りし日の姿で見送りましょう 亡くなってから最初に行っておくべきことは次の2点です。 遺体を清めること• 正しく安置すること 【遺体を清める】 人間と同じく、ペットにも 死後硬直が起こります。 死後硬直は当日の気温にも左右されますが、人間よりも小さなペットの硬直は早く、おおよそ 2時間ほどで始まってしまいます。 悲しみに暮れている間にペットが硬直してしまっては、棺に収まらないこともありますし、何よりも 自然な姿での供養が難しくなってしまいます。 硬直が始まる前にまぶたを閉じてあげたり、手足の関節を曲げてあげたりするなど、生前のペットが リラックスしていた状態にしてあげましょう。 そして、お湯を絞った温かいタオルで体を拭いてあげたり、ペットの毛並みや尻尾を整えてあげましょう。 時間が経つと、口や肛門から体液や汚物が出てくることもありますが、これは自然な現象です。 ガーゼやタオルなどで拭き取ってあげたり、脱脂綿などを詰めてあげましょう。 安置場所は腐敗を防ぐためにも、直射日光が当たらない涼しい場所、 風通しのいい場所を選びましょう。 保冷剤やドライアイスなどで 頭部やお腹を冷やしてあげてください。 安置後はお線香を焚いたり、お気に入りだったおもちゃ、おやつをお供えしてあげるなどしましょう。 遺体をタオルでくるむと保冷効果も持続しやすくなります。 ペットが亡くなったら、家族と過ごせるのは 概ね1日ぐらいでしょう。 慌ただしくも感じますが、 きちんと見送るためにもしっかり手続きすることが大切です。 ペット霊園での火葬・葬式を考える場合は霊園へ直接連絡• ペット霊園がなければ、各自治体へ問い合わせ 霊園への連絡後は、 家族の写真や ペットの愛用品、 お気に入りのおやつなど、一緒に火葬してあげたいものを準備しておくとよいですね。 このサイトでは、 大阪のペット霊園を紹介していますので参考になさってくださいね。

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突然の訃報…親しい人や知り合いが急に亡くなったら、まずすること [通夜・葬式の弔問マナー] All About

亡くなっ たら する こと

身内が亡くなった直後にやるべき行動・手続き 身内が亡くなったら、まず真っ先にしなければならない手続きがあります。 それは、『死亡確認書類』と『葬儀の準備』です。 ここではその2点について、詳しく解説していきます。 死亡診断書 死亡確認書類とは、簡単にいえば 『死亡診断書』のことです。 この診断書は、一般的に病院の医師が出してくれます。 病院に搬送できないような場所や状況でお亡くなりになった場合も、医師を呼べばその場で診断し、書類を書いてくれるでしょう。 ただし、このとき例外があります。 それは、病気などの疑いがなく亡くなってしまったケースです。 この場合はまず警察を呼ぶ必要があるうえに、死亡診断書が 『死亡検案書』という名前に変わります。 死亡検案書の場合、診断書に比べて時間がかかるほか、書類の費用も少々高くなるため注意しておきましょう。 またこの死亡書は、保険金手続きなどの際の死亡証明など、今後いくどとなく必要になってきます。 時間に余裕があるとき、コピー機で複製しておくといざというとき便利です。 死亡届・埋火葬許可 このふたつの書類は、申請できる期間が7日間しかありません。 とくに埋火葬許可(自治体によって名称は少々異なります)の申請に関しては、受理されていなければ葬儀をおこなうことができないのです。 このふたつは、お住まいの市区町村の役所で提出・手続きができます。 死亡届の手続きは死亡診断書か死亡検案書、埋火葬許可の手続きは埋火葬の許可申請書が必要です。 なお、この手続きなどは市区町村によって少々異なるケースもあるため、詳しくは役所に相談してみましょう。 これらは葬儀会社が代わりに手続きしてくれることも多いです。 それでも念のため確認しておくと安心ですね。 通夜・葬儀の準備 通夜や葬儀は亡くなった日の翌日以降におこなわれ、その後火葬するという流れが一般的です。 とはいえ、故人が早朝に亡くなった際には当日の夜に通夜をおこなうケースもありますし、地域によっては僧侶の都合上、数日間安置しておく必要があるケースも存在します。 基本的に変わらないのは、 『通夜の翌日、葬儀をする』という点です。 すぐに火葬しないのは、死後24時間以内は火葬や埋葬をしてはいけないからです。 これは法律で決められています。 また友引の日の葬儀や火葬は敬遠されるなど、葬儀関係の習わしは非常に多いので、わからないことがあればいつでも葬儀社の人に聞いてみましょう。 これらの事情から、通夜・葬儀の準備では、手始めに葬儀まで体を安置する場所を考えなければなりません。 自宅に安置できない場合は、葬儀屋が一時的に安置してくれることもあるので確認してみてください。 通夜はもちろん、葬儀に関しても故人の意志を尊重してあげたいものです。 エンディングノートなどがあれば、そこに記載されてある葬儀方法で弔ってあげましょう。 多忙な時期ですが、業者に任せきりにするもトラブルのもと。 ここは冷静に、よりよい業者を見きわめて依頼しましょう。 身内が亡くなったら報告が必須!その連絡先や方法 身内が亡くなったら、家族や親せき、知人への報告も欠かせません。 ひとりひとり簡潔に、しっかり伝えていきましょう。 報告すべき人 逝去の報告は、できるだけ迅速におこなわなければなりません。 報告の際はメールよりも電話が望ましく、適しているといえるでしょう。 下記では、すぐに連絡すべき人を記載していきます。 もれなく報告するようにしてください。 ・親族:目安は3親等。 また、仲が良かった親族は多少離れていても報告する。 ・故人の関係者:故人の友人知人、会社の同僚や上司など。 ・遺族の関係者:遺族と家族ぐるみで付き合いのあった知人など。 この報告の際は、長話はせず簡潔に亡くなったことを伝えましょう。 葬儀の日時はこの時点では決まっていないことも多いため、伝えなくても大丈夫です。 後日改めて伝えるようにしましょう。 自分の職場にも報告する 自分が喪主の場合や葬儀をする側の場合、『忌引き休暇』を取っておく必要があります。 企業に勤めている場合は、忌引きの報告はできるだけ早く伝えなければなりません。 喪主であるかも同時に伝えておくと、忌引き休暇などの話がスムーズです。 通夜や告別式の日数が決まっている場合は、あわせてその日時も報告しましょう。 忌引きとはいえ長期間会社を空けることとなるため、しっかり報告はしておかなければなりません。 これは、社会人としてのマナーです。 とはいえ、急な連絡だとしても職場の人などに早朝や深夜報告するのは非常識です。 常識的な時間まで待ってから電話をかける、またはメールで一報入れて、時間がたったら電話をかけましょう。 また、この忌引き休暇の日数は故人との関係性によって変化します。 故人との関係 日数 配偶者 10日間 両親 7~10日間 子供 5日間 兄弟・姉妹 3日間 それ以外 1日間 この日数は、喪主であるかそうでないかでも変化してきます。 また、もちろん企業によっても変化するので、会社への確認は必須です。 2章まで解説してきましたが、ここまでの手続きは基本1~2日で完了させなければなりません。 非常に大変ですが、その他の親族の方とも協力しながらこなしていきましょう。 通夜・葬儀でもやることは多い! 身内が亡くなったという報告をし、所定の申請や手続きを済ませたら、すぐに通夜・葬儀の準備に入ります。 葬儀の日程を報告する 葬儀や通夜の日程が決まり次第、その日時を通知しましょう。 この通知は、お坊さんや死亡直後に亡くなったことを報告した人たちなどを対象におこないます。 とはいえ、これは全員に報告しなければならないわけではありません。 さまざまな人を呼ぶタイプの葬式であれば大丈夫ですが、近年では親族や特別親しい人のみでおこなう家族葬という葬儀も一般的になっています。 事前に葬儀に呼ぶ人をリストアップしておき、スムーズに連絡できるようにしておきましょう。 また、この流れや内容は宗教・宗派や地域によって異なる場合もあります。 通夜 通夜では、主に受付や焼香、喪主であればあいさつなどもこなす必要があります。 ひとつひとつ順序ややり方を把握しておきましょう。 近年ではそれほど時間も長くないこの通夜ですが、開催する側となると多くの準備が必要です。 困ったときは、葬儀社の人にいつでも相談してみましょう。 また、通夜の後には一般的に、『通夜ぶるまい』をします。 これは、参列した方や親族がともに故人を弔い、食事をするというものです。 この通夜ぶるまいの形式は時代によって変化があり、現在でもさまざまな方法があります。 正しいやり方などについては、「通夜ぶるまいの形態は変化している!?通夜ぶるまいの昔と今」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 葬儀 葬儀では、あいさつや読経、焼香などをしていきます。 この葬儀は故人の意志や要望次第で形式が大きく変わることもあるため、エンディングノートなどをしっかり読んでおく必要があります。 また、式の流れはある程度形式があり、葬儀社と相談して進めていきます。 納得がいくまで、しっかり話し合いましょう。 火葬・初七日法要 葬儀が終われば、基本的にはそのまま火葬へと移っていきます。 火葬炉に到着したら、読経をして最後の対面、そして火葬です。 火葬は60分前後で完了するため、それまでは専用の部屋や待合室で待ちましょう。 火葬後はお骨上げをします。 地域によっても方法は少々異なりますが、一般的には足先からお骨を拾っていきます。 この際、喪主の場合は頭の方に立つようにしましょう。 初七日法要とは、故人が亡くなった7日後にする法要のことです。 これは仏教の考えで、死後7日ごとに生前の審判がされるという思想からきています。 とはいえ、近年では遺族や親族、参列者への負担も考慮され、葬儀の日にまとめておこなうことも珍しくありません。 これを7周繰り返し、法要の最終日とされるのがいわゆる「四十九日」です。 正式には、『七七日法要』とよばれています。 また、これ以外にも定期的な法要はさまざまな種類があります。 日にちが近づいてきたらしっかり通知しておくようにしましょう。 この通夜や葬儀は、合計して100万円以上かかることもよくあります。 突然の出費にも対応できるよう、葬祭が終わるまではまとまったお金を用意しておきましょう。 生前故人が加入していたものを解約しよう 葬儀後にも、やっておきたい手続きは多くあります。 身内が亡くなったら、さまざまな契約の解約などをしていきましょう。 しておかなければ、後々損をしてしまうことも。 忘れずに手続きしておきましょう。 ・水道、電気などのライフライン関係(故人が1人暮らしだった場合) ・インターネットや電話などの契約 ・クレジットカード ・年金 ・健康保険、介護保険、雇用保険などの停止申請、保険証の返却 ・運転免許証(返納) など とくにライフラインやクレジットカードは放置しておくと不要にお金を失うこととなってしまいます。 また、細かい点でいえば、故人のローンやレンタルしていた物品の返還や解約も忘れずにおこなわなければなりません。 目に見えるところの契約はできるだけ確認し、しばらくは通帳の金額の上下に注意しておきましょう。 相続手続きをわかりやすく解説 ここまでは身内が亡くなったらどうすればよいか、その流れと方法についてご紹介してきました。 ここでは、ある程度いそがしい時期を抜けた後の、 『相続』の話をしていきます。 葬儀後に考えなければいけない事柄が、遺産などの相続です。 トラブルを招かないためにも、相続の基本をしっかり押さえておきましょう。 故人の財産の把握 まずは亡くなった方の財産を把握しましょう。 この作業が終わってはじめて遺産相続の手続きができます。 口座の凍結に注意 身内が亡くなったらまず、すぐに口座の確認をしましょう。 亡くなった方の口座は、しばらくすると凍結されてしまいます。 その状態になると手続きが面倒になってしまうので、早めに確認しておきましょう。 財産・借金を洗い出そう 遺産というものは、通帳に入った預金額のみではありません。 土地、家、車……さまざまなものが遺産として、相続対象になります。 それぞれ遺産をしっかり洗い出して、手続きの準備を整えましょう。 また、借金の把握も非常に大切です故人が借金をしていた場合、相続を選択すると一般的に借金もそのまま相続することとなります。 それを望まない場合は、相続を放棄する選択肢もあります。 この期限は3か月ですが、条件やタイミングがなかなか難しいため、よくわからない方は専門家に相談してみましょう。 遺産を分割する ある程度財産や借金の洗い出しが完了したら、次は遺産の分割作業をしていきましょう。 遺産相続でよく扱われるものとして、 『遺言書』というものがあります。 故人が遺産の分配などを書き記すこの遺言書ですが、取り扱いには注意しなければなりません。 遺言書を勝手に開けるのはNG! 遺言書は、勝手に開けると法に触れてしまいます。 最悪の場合、罰金刑が科されてしまうことも。 この遺言書の開封は、基本的に正式な場で相続人立会いのもと、 『検認』という審査をおこなう必要があります。 この検認には相続対象者の戸籍謄本が必要となるため、少々時間がかかります。 遺言書を見つけた場合は開けず、すぐに家庭裁判所へ持参しましょう。 遺産分割の話し合い 基本的に遺産は、相続人の話し合いによって成立します。 話し合いで解決すればよいですが、当人のみでは話がまとまらないこともあるでしょう。 そのような場合は、遺産分割調停を受けなければなりません。 この調停も家庭裁判所が絡むため、困ったときは相談してみましょう。 また、遺言書の内容に納得がいかなかった場合も同様に異議をとなえることができます。 これを、 『遺留分減殺請求』といいます。 この請求により配偶者や子供、父母などには一定の相続が保証されることが多いため、こちらも弁護士などの専門家に相談してみましょう。 相続税 多くの人にはあまり縁のない話ではありますが、相続額が多額になった場合は 『相続税』という税金がかかります。 この相続税がかかってくる遺産の総額は、相続人が1人なら総額3,600万円、2人なら総額4,200万円、3人なら総額4,800万円と、600万円ずつ増える形になっています。 簡単にいえば、この金額以下の遺産であれば基本的に相続税の支払いの必要はありません。 例えば相続人が3人に対して5,000万の遺産があるなら5,000-4,800=200万円に課税される、ということです。 この200万円からさらに税率の計算をし、個々の納税額が確定していくのです。 ここからは遺産の分配率や変動する税率との計算など、非常に複雑な計算が必要になってきます。 慣れていない方は税理士の方に相談してみましょう。 知っておいて損はない「もらえるお金」の話 何かとお金のかかる葬儀や手続き。 そんなとき、知っておくと得をする制度は多くあります。 故人を心から弔う葬儀でお金の心配を少しでも減らすためにも、もらえるお金について知っておいて損はありません。 身内が亡くなったら、以下のようなお金の請求も忘れないようにしましょう。 保険金の請求 葬儀後には、生命保険などの保険金請求をしておきましょう。 この請求期間は生命保険の場合、故人の死亡から3年といわれています。 とはいえ、何日も放置しておくと忘れてしまうおそれもあるため、できるだけ早くに申請しておくことをおすすめします。 この請求には戸籍謄本や死亡診断書などが必要となります。 また、主に加入時に設定する保険金の受取人に指定された人も必要なケースが多いため、忘れずに連絡を取っておきましょう。 埋葬料・葬祭費 これは、健康保険加入者が亡くなった際に、葬儀の費用を補助するために支給されるお金です。 主に市役所などで申請できるため、気軽に請求できます。 この請求期間は、葬儀をしてから2年間です。 この支給金で支払われる金額は5万円前後が多く、自治体や市区町村によっても異なります。 申請の際に、一度確認を取ってみましょう。 遺族年金 遺族年金は、亡くなった方が年金を支払っており、収益を得ていた場合に支給される年金です。 遺族年金には、「遺族基礎年金」や「寡婦年金」など、条件によってさまざまな種類のものがあります。 遺族基礎年金 この年金は18歳以下の子供がいる配偶者に適用される保険です。 一般的に夫が家計を維持していた場合に支給される年金で、その保険金は子供の数に比例して増えていきます。 寡婦年金 寡婦年金は、夫に先立たれた妻に支給される年金です。 また、『故人が自営業などの第1号被保険者だった』、『故人が10年間、国民年金保険料を支払っており、結婚期間も10年以上ある』などさまざまな条件があります。 また、上記の条件は国民年金加入の場合であり、厚生年金の場合は『妻が40歳以上』など条件が変化してくることも。 申請の際は、市区町村の役所などでしっかり確認しておくようにしましょう。 身内が亡くなった際のトラブルを避けるコツとは? 身内が亡くなった際、いそがしさやお金の関係からどうしてもおきがちなトラブル。 このトラブルを避けるためには、いったいどうすればよいのでしょうか。 ここでは、葬儀や相続のトラブルを防ぎ、早急に解決するためのコツをご紹介していきます。 葬儀トラブル 葬儀社を決める時期は非常にいそがしく、物事があわただしくことが進んでいきます。 かといって、葬儀社選びを適当に済ませてしまってはいけません。 限られた時間で数社を比較し、よりよい印象を受ける業者を選ぶことが大切です。 葬儀トラブルでもっとも多いのは、やはり費用問題でしょう。 この費用は式終了後1週間ほどで支払うケースが多いのですが、すべてが終わった後に予想外の金額を請求されトラブル……という事例が多くなっています。 葬儀業者を選ぶ際は、費用面の見積もりがわかりやすく、すみずみまで納得のいくかどうかを意識しましょう。 また、『見積もりに追加で料金が上乗せされるようなことがないか』などの確認も大切です。 気になる点は、事前にすべて質問しておくとより安心できます。 費用面の誠実さや従業員の印象など細かくチェックして、よりよい葬儀社と組みましょう。 相続トラブル 相続は、どうしてもお金の絡む問題なので、トラブルも発生しやすい事柄です。 当人同士で納得できれば一番ですが、不安のある方は専門家に相談・依頼しましょう。 相続の正式かつ法的な分配方法などは、専門的な知識がなければわからないことも多くあります。 弁護士や税理士、司法書士などに依頼して立ち会ってもらったり、アドバイスを受けながら進めていくとスムーズにことが進むでしょう。 もちろん人件費はかかってしまいますが、今後の家族や親族との関係性とかんがみると、安定した話し合いができるに越したことはありません。 専門家に依頼する際も、相続などに自信のある人を探し、相談できるとより安心です。 まとめ 身内が亡くなったらしなければならない手続きは、想像しているよりも多くあります。 申請や葬儀、相続の手続きまで、猛スピードでことをこなしていかなければなりません。 今回の記事では、ある程度時系列に沿ってやらなければならないことをご紹介してきました。 中には手続きが複雑でわかりにくいものもあるかと思います。 そのような場合はそのままにせず、専門家や市役所などの公的機関にすぐに質問することをおすすめします。 また、相続や葬儀関連のことはトラブルが起きやすい手順です。 とくに葬儀は葬儀会社選びが非常に大切になってきます。 複数業者を比較して、よりよい業者を選ぶようにしましょう。 葬儀を依頼できる業者や料金 依頼できる業者や料金については、「」の「」をご覧ください。 (この記事は2019年2月27日に加筆・修正しています).

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