アオアシ サイド バック。 [ネタバレあり] 武蔵野戦決着!試合を支配するサイドバック覚醒「アオアシ 11巻」あらすじと感想

アオアシを読んでウイイレ2020のビカムアレジェンドでサイドバックを...

アオアシ サイド バック

『アオアシ特別号』発売記念! 新世代サッカー漫画『アオアシ』と海外サッカー専門誌『footballista』の異色のコラボ『』の発売を記念して、特集「サイドバックの時代が来る」に関連した本誌2015年10月号掲載インタビューを特別公開! 近年、サイドバックへの要求が高まっている背景には、選手のアスリート能力の向上も関係しているはずだ。 ブンデス2部ダルムシュタットのフィジカルコーチを務めるフランク・シュタインメッツは、インタビュアーである中野氏のドイツA級ライセンス講習会の同期。 監督としての目線も持つ新進気鋭のドイツ人に、現代サイドバックに求められる条件を聞いた。 その上で高いレベルのスピード、そして高負荷での持久力が大事だ。 サイドバックは守備ブロックの一員としてディフェンスの役割を担いながら、同時に前線でアクセントをつけるプレーも行う。 彼らはハイスピードでスプリントし、すぐにまた帰陣できなければならないんだ。 それ以外に大事なのは高い戦術理解力。 ボールが逆サイドにある時は中に絞ってCBを助けたり、ボールサイドでは周りの選手と連係しながら相手を追い込み、また攻撃への準備をしないといけない。 まずはクラシカルなところで瞬発力だね。 そして疲労回復スピードも非常に大事だ。 何度も縦の動きを繰り返さなければならず、攻守の切り替え頻度が非常に高い。 これは本質的な能力だと思う。 それに反応スピードもだね。 サイドバックは守備でも攻撃でも1対1の割合が凄く多いんだ。 状況に対応するためには素早い方向転換が必要だからね。 必ずしも1対1=ドリブル対応ではない。 でも今は状況に応じて距離を取り、相手の選択肢を狭める動きを要求する指導者が増えてきている。 相手の動きを捉え、奪いに行ける状況を作り出し、そこでガツンと当たる。 特に距離のあるランニングトレーニングを取り入れている。 他の選手は5~10mのダッシュを繰り返し行うけど、サイドバックは50mのダッシュもする。 生まれついてのフィジカル能力というのは、選手それぞれが持つ瞬発力や最大速度といった基本的な走る速さに関してだ。 しかし、疲労耐性や疲労回復能力はトレーニングで十分に鍛えられる。 ダルムシュタットでもそうした装置を利用している? 「もちろんだ。 心拍数、乳酸値、瞬発力、ジャンプ力などは計測するし、データの数値から選手のどこにポテンシャルがあるかを探ることができる。 例えば乳酸値のグラフを見ることで、どれだけの疲労耐性能力が身に付いたかがわかるし、選手にかける負荷の指針にもなる。 選手には具体的な数字を見せることでよりわかりやすい目標を設定することもできるしね。 新加入選手が来たらまずは数値を取る。 あるいはどこかにフィジカル的な欠如が感じられる時は特別に検査するよ。 数字上で問題が発見されたら、その選手に合わせた特別なトレーニングメニューを組むんだ」 計画的な育成が必要。 これは選手のフィジカル能力が上がったからなのか、それとも戦術の発展なのか? 「うーん、両方だな。 確かに今は両サイドバックがかなり高い位置を取るのが普通になってきている。 じっくりとボールポゼッションできる時は、両サイドバックはビルドアップへの関与が求められるからね。 戦術的見地からすれば、できる限りピッチ全体を幅広く、奥深く使うことが大切だ。 だからといって、サイドバックにそれができるだけのアスレティック能力やフィジカルコンディションがなければ絵に描いた餅でしかない。 ボールを失った後にすぐ戻れなければ、『ピッチを広く使ってポゼッションする』という出発点がそもそも間違っていることになる。 昔はそれぞれの選手の特徴がもっとはっきりしていたと思うんだ。 でも今は攻撃にも守備にも関わらないといけないし、ビルドアップも突破力も求められる。 「サッカーは10年前と比べて大きく変わってきている。 それはサイドバックだけじゃない。 あらゆるポジションでアスレティック能力が求められるようになってきて、あらゆる分野でスピードアップが見られる。 パススピード、ボールコンタクトにかける時間、そう、判断力といったところもだよね。 ドイツで伝統的に高く評価されているサイドバックというのは、例えば(元バイエルンの)ラームのような選手だ。 まず守備が非常に堅い。 ラームの場合は素早さ・身のこなしが素晴らしく、抜き去るのが難しい。 そして、前線でポイントを作れる。 彼のようにボールロストをしない選手がいれば、攻撃に幅をもたらすことができるからだ。 今後もそのあたりの指針は変わらないと思う。 その上で、これまで以上に求められるのはビルドアップ能力だろう。 守備戦術はどんどん先鋭化して前線でスペースを見つけ出すのが困難になっている。 比較的時間と空間を持てるサイドバックが攻撃のタクトを振れるようになると、チームには様々な利点が生まれる。 「気をつけないといけないのは、『どちらがいいか?』というテーマではない。 守備の局面でサイドバックは判断が難しくなってきている。 「それはチーム戦術と関わる点だね。 サイドバックを高い位置に置きたい監督だったら、どのようにそのスペースを埋めるかという決まり事が必要だ。 ボールロストの段階で高い位置にいるサイドバックがすぐに戻れるわけがない。 ボランチがケアするのか、CBがスライドするのか。 サイドバックにも何人かいるが、誰か知っている? 「酒井宏樹は見たね。 ハノーファーの時だ。 思うに日本人選手は総合的に非常に優れた身体能力を持っている。 まずスピードが素晴らしいし、機敏性がある。 でもフィジカルやコンディションというのはとても範囲が広い。 大きな体がなくても、機敏性があるならその特性を生かすべきでは? 「その通りだ。 チーム構成で考えれば、大きなパワーのある選手と機敏で小回りの利く選手がバランス良く配備されているのが理想だろう。 ラームだって決して体が大きな選手ではない。 優れたサイドバックはたくさん出てきたが、ラームと肩を並べるレベルの選手はいない。 将来に向けてどんなことが大事になってくるだろうか? 「今までこのポジションに関する育成がおざなりになっていたのだと思う。 大事なのはラームのような選手が生まれてくるように育成プランを考え直すことだろう。 高い攻撃センスを持った人材をBユース(U-17)の頃からサイドバックにコンバートさせて、守備戦術を植え付けて鍛えていくというコンセプトを持つことが必要なのかもしれない」 Frank STEINMETZ フランク・シュタインメッツ(ダルムシュタット) 1970. 19(45歳)GERMANY マインツ大学でスポーツ教員免許を取得。 メディアン・リハビリクリニックのスポーツ部門長を長年務めた後、07年に3部のクラブ、ベーエン・ビースバーデンでアシスタントコーチとして2部リーグ昇格に貢献。 09年9月ドイツサッカー協会公認A級ライセンス取得。 戦術・指導理論にも精通している身体のスペシャリスト。 Photos: Getty Images.

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【主人公はまさかのサイドバック!?】アオアシ(小林有吾 取材・原案協力:上野直彦) ネタバレ・レビュー

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『アオアシ特別号』発売記念! 新世代サッカー漫画『アオアシ』と海外サッカー専門誌『footballista』の異色のコラボ『』の発売を記念して、特集「サイドバックの時代が来る」に関連した本誌2015年10月号掲載インタビューを特別公開! 近年、サイドバックへの要求が高まっている背景には、選手のアスリート能力の向上も関係しているはずだ。 ブンデス2部ダルムシュタットのフィジカルコーチを務めるフランク・シュタインメッツは、インタビュアーである中野氏のドイツA級ライセンス講習会の同期。 監督としての目線も持つ新進気鋭のドイツ人に、現代サイドバックに求められる条件を聞いた。 その上で高いレベルのスピード、そして高負荷での持久力が大事だ。 サイドバックは守備ブロックの一員としてディフェンスの役割を担いながら、同時に前線でアクセントをつけるプレーも行う。 彼らはハイスピードでスプリントし、すぐにまた帰陣できなければならないんだ。 それ以外に大事なのは高い戦術理解力。 ボールが逆サイドにある時は中に絞ってCBを助けたり、ボールサイドでは周りの選手と連係しながら相手を追い込み、また攻撃への準備をしないといけない。 まずはクラシカルなところで瞬発力だね。 そして疲労回復スピードも非常に大事だ。 何度も縦の動きを繰り返さなければならず、攻守の切り替え頻度が非常に高い。 これは本質的な能力だと思う。 それに反応スピードもだね。 サイドバックは守備でも攻撃でも1対1の割合が凄く多いんだ。 状況に対応するためには素早い方向転換が必要だからね。 必ずしも1対1=ドリブル対応ではない。 でも今は状況に応じて距離を取り、相手の選択肢を狭める動きを要求する指導者が増えてきている。 相手の動きを捉え、奪いに行ける状況を作り出し、そこでガツンと当たる。 特に距離のあるランニングトレーニングを取り入れている。 他の選手は5~10mのダッシュを繰り返し行うけど、サイドバックは50mのダッシュもする。 生まれついてのフィジカル能力というのは、選手それぞれが持つ瞬発力や最大速度といった基本的な走る速さに関してだ。 しかし、疲労耐性や疲労回復能力はトレーニングで十分に鍛えられる。 ダルムシュタットでもそうした装置を利用している? 「もちろんだ。 心拍数、乳酸値、瞬発力、ジャンプ力などは計測するし、データの数値から選手のどこにポテンシャルがあるかを探ることができる。 例えば乳酸値のグラフを見ることで、どれだけの疲労耐性能力が身に付いたかがわかるし、選手にかける負荷の指針にもなる。 選手には具体的な数字を見せることでよりわかりやすい目標を設定することもできるしね。 新加入選手が来たらまずは数値を取る。 あるいはどこかにフィジカル的な欠如が感じられる時は特別に検査するよ。 数字上で問題が発見されたら、その選手に合わせた特別なトレーニングメニューを組むんだ」 計画的な育成が必要。 これは選手のフィジカル能力が上がったからなのか、それとも戦術の発展なのか? 「うーん、両方だな。 確かに今は両サイドバックがかなり高い位置を取るのが普通になってきている。 じっくりとボールポゼッションできる時は、両サイドバックはビルドアップへの関与が求められるからね。 戦術的見地からすれば、できる限りピッチ全体を幅広く、奥深く使うことが大切だ。 だからといって、サイドバックにそれができるだけのアスレティック能力やフィジカルコンディションがなければ絵に描いた餅でしかない。 ボールを失った後にすぐ戻れなければ、『ピッチを広く使ってポゼッションする』という出発点がそもそも間違っていることになる。 昔はそれぞれの選手の特徴がもっとはっきりしていたと思うんだ。 でも今は攻撃にも守備にも関わらないといけないし、ビルドアップも突破力も求められる。 「サッカーは10年前と比べて大きく変わってきている。 それはサイドバックだけじゃない。 あらゆるポジションでアスレティック能力が求められるようになってきて、あらゆる分野でスピードアップが見られる。 パススピード、ボールコンタクトにかける時間、そう、判断力といったところもだよね。 ドイツで伝統的に高く評価されているサイドバックというのは、例えば(元バイエルンの)ラームのような選手だ。 まず守備が非常に堅い。 ラームの場合は素早さ・身のこなしが素晴らしく、抜き去るのが難しい。 そして、前線でポイントを作れる。 彼のようにボールロストをしない選手がいれば、攻撃に幅をもたらすことができるからだ。 今後もそのあたりの指針は変わらないと思う。 その上で、これまで以上に求められるのはビルドアップ能力だろう。 守備戦術はどんどん先鋭化して前線でスペースを見つけ出すのが困難になっている。 比較的時間と空間を持てるサイドバックが攻撃のタクトを振れるようになると、チームには様々な利点が生まれる。 「気をつけないといけないのは、『どちらがいいか?』というテーマではない。 守備の局面でサイドバックは判断が難しくなってきている。 「それはチーム戦術と関わる点だね。 サイドバックを高い位置に置きたい監督だったら、どのようにそのスペースを埋めるかという決まり事が必要だ。 ボールロストの段階で高い位置にいるサイドバックがすぐに戻れるわけがない。 ボランチがケアするのか、CBがスライドするのか。 サイドバックにも何人かいるが、誰か知っている? 「酒井宏樹は見たね。 ハノーファーの時だ。 思うに日本人選手は総合的に非常に優れた身体能力を持っている。 まずスピードが素晴らしいし、機敏性がある。 でもフィジカルやコンディションというのはとても範囲が広い。 大きな体がなくても、機敏性があるならその特性を生かすべきでは? 「その通りだ。 チーム構成で考えれば、大きなパワーのある選手と機敏で小回りの利く選手がバランス良く配備されているのが理想だろう。 ラームだって決して体が大きな選手ではない。 優れたサイドバックはたくさん出てきたが、ラームと肩を並べるレベルの選手はいない。 将来に向けてどんなことが大事になってくるだろうか? 「今までこのポジションに関する育成がおざなりになっていたのだと思う。 大事なのはラームのような選手が生まれてくるように育成プランを考え直すことだろう。 高い攻撃センスを持った人材をBユース(U-17)の頃からサイドバックにコンバートさせて、守備戦術を植え付けて鍛えていくというコンセプトを持つことが必要なのかもしれない」 Frank STEINMETZ フランク・シュタインメッツ(ダルムシュタット) 1970. 19(45歳)GERMANY マインツ大学でスポーツ教員免許を取得。 メディアン・リハビリクリニックのスポーツ部門長を長年務めた後、07年に3部のクラブ、ベーエン・ビースバーデンでアシスタントコーチとして2部リーグ昇格に貢献。 09年9月ドイツサッカー協会公認A級ライセンス取得。 戦術・指導理論にも精通している身体のスペシャリスト。 Photos: Getty Images.

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「アオアシ」が最高に面白い理由を教える

アオアシ サイド バック

まずはじめにサッカーにおけるサイドバックの役割の変遷を解説したいと思います。 少し長くなりますが、サイドバックというポジションへの理解が深まることで動き方やポジショニングへの考え方を確立する助けになるのではないかと思います。 サッカーにおいてサイドバックは当初はその名の通り ディフェンス要員という位置づけでした。 相手のサイドアタッカーをマークする動きや役割や、味方センターバックの左右のスペースを埋めるポジショニングが基本的な動き方とされ、攻撃時の役割としてはディフェンスラインからボールをサイドに引き出し味方中盤や司令塔に受け渡すというリンクマン的な役割があるのみでした。 つまり昔のサッカー観では非常に地味で、それだけになり手が少なく長い間人気がないポジションとされてきたのです。 このためにディフェンスができるだけのサイドバックは徐々に消えていき、いかに攻撃時のオプションとしてサイドを制圧することができるかというポイントに比重が置かれ始めた現代では、サッカーのポジションの中でも最もバランス感覚やサッカーセンスを求められるポジションになってきていると思います。 しかしディフェンスとして経験を積んできた選手が攻撃のタスクをスムーズにこなせるようになるにはかなりのトレーニングが必要とされますので、実は世界的に一流のサイドバックは人材不足ということが言われています。 特に右利きが大多数ですから、左利きもしくは両足を遜色なく使える左のサイドバックは非常に希少価値が高く、日本の誇る長友選手がイタリアで重宝されているのもこのような人材不足が背景にあるわけです。 このような人材難の中で世界のクラブチームでは積極的に攻撃の選手をサイドバックにコンバートする試みが行われており、例えば若くて有望なFWやウイングの選手をサイドバックで起用しディフェンスのタスクを経験させながら育成していくという手法が活発となっています。 何故ならばサッカーのディフェンスは理論で理解でき、組織的に行うものですからコツを習得することが比較的容易ですが、逆にサッカーの攻撃に必要なものはほぼ感性のみで、直感的で効果的なプレイ、例えば意外性のあるドリブル突破やタイミングの良いオーバーラップなどを理論的に教えることが難しいという理由があるのです。 理論的な攻撃ほど読みやすく防ぎやすいものはありませんから、理論的なディフェンス方法を身につけてきたディフェンス出身のサイドバックが効果的な攻撃参加を行うのが難しいというのはここに問題点があるのです。 サッカーのあらゆる要素が詰まったポジションと言えるサイドバックは、そのセンスを身につけるのはなかなか難しく、コツとして様々な解説は可能ですが最終的な部分ではプロの試合を観るなどしてサッカーそのものに深く触れる時間を持つことが大切です。 ただ常にバランスを意識しながら激しい上下動を繰り返しつつ最終ラインとしてポジショニングまでしっかりと行い、労を惜しまず中盤や前線のサポートをするというサイドバックは、実は日本人のメンタリティにもっとも適したポジションでもあります。 日本では長友選手をはじめ、世界の舞台で活躍しているプロ選手が多数いることがその証明ではないかと思います。 特に長友選手はサイドバックの模範として非常に優秀な選手なので、サイドバックとしてのレベルアップを考えるならば長友選手の試合中の動き方やポジショニングから多くのことを学べることでしょう。

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